世界が認めた、健康スーパー穀物、その名も
キヌア
インカ文明ではキヌアはトウモロコシと同様に貴重な作物であり、「穀物の母」と称され神聖な作物と見なされていた。季節の始めにはインカ皇帝が金の鋤で種まきの儀式を行なっていた[8]。 スペインのインカ帝国征服後、スペイン人はインカ文明を払拭し現地人を同化させる為に、キヌアの栽培を禁止した[9]。他の中南米原産のトウモロコシ、ジャガイモ、インゲン豆他は、スペイン人により世界に広まり、全世界の主要作物となったが、キヌアは広まらなかった。
2011年の生産量は、ペルーが41,168トン、ボリビアが38,257トン、エクアドルが816トンであった[3]。日本を含め南米以外では生産はほとんど無い。
いわゆる痩せた土地でも栽培ができるため、モンゴルなどの気候条件が厳しくもっぱら遊牧が行われてきた地域などでも栽培が試みられている[1][リンク切れ]。
1990年代以降の降雨量の減少の為に、それまで栽培されていたラッカセイが育たなくなったインドのアナンタプラム県ではキヌアの栽培が試みられている
コメント 0